NY一人旅 99~00 ACT.1 ~思い立ったら吉日編~
NYC 2000 to the Millennium Capital of the World
29/Dec./1999 Day 1
寒い日本を抜け出し、さらに寒いニューヨークへ行こう!
一人旅っていいかも☆
そんな思いをそのまま実行してしまった。
成田空港で飛行機のチェック・インを済まし、出国審査も無事通りました。
機内に乗り込んだ俺は座席に座りこれから始まる旅にウキウキしていた。
ところが…ふと周りを見渡せば東西南北すべてがカップル…
嗚呼、完全に手詰まり
「フンッ!どうせ一人だよ~!一人で何が悪い!」
まるでのび太くんのような負け惜しみを心の中でブツブツ…
それでも飛行機は時間通りにTake Off
旅が始まりました。
さて、機内の事です…悲しい事故がありました。
んまぁ…通路側に座ったのが運の尽きだったのですよねぇ
本を読んで時間を潰していたらドリンク・カートが俺の肘にHIT!
痛がっている俺の肘を更にメジャー級のお尻がHIT!
アメリカンサイズのお尻ですからねぇ(笑)中々大きい訳ですよねぇ
CAのおばちゃんおねぇさんがニコって笑い
Oops!
いやいや…痛いっすよ
そんなわけで12時間のフライトは中々波乱含みでしたよ。
ジェットコースターみたいに堕ちる訳ですから機内はフリーフォール状態ですよ
...想像してくださいよ!400人乗りのフリーフォールですよ(笑)
でね、落ちた瞬間に隣のビールの空き缶が飛んできたりと…散々でした
極めつけはJFK空港に着陸寸前、急激に襲ってきた腹痛!あぁ~トイレへ~
ε=ε=ε=ε=┏( ・_・)┛ すたこらさっさ
しかし、その道先には俺にあの肘ケツを食らわせたCAのおばちゃん
トイレに行きたいと訴えたが大きなお尻に阻まれて強制着席
漏らしたらどうするんだよ・・・
結果的にそのままニューヨークへ上陸となりました
お腹の痛みもそのままに入国審査を終えて迎えの車に有無を言わせぬ勢いで強制移動!
トッ、トイレ~・・・←心の叫び(笑)
さて、この時期のニューヨークは…というか全世界は思いっきりホリデーシーズンなのでマンハッタンのホテルが押さえられなかったのです。
ハドソン川の向こう側、ニュージャージー州にあるヒルトンを予約してましたが...
まさか、フリーウェイ沿いとは...見た目も設備も完全にビジホの上って感じでした。
周りには何もないと聞いてはいたが、本当に何もないなんて...まぁ、怪しい酒屋さんがポツンってあったよ
とりあえず、チェック・インを済ませた俺はチョイと散歩をしてみた
歩くだけ悲しくなるフェリーウェイ沿いの淋しい歩道
ねぇ、あの摩天楼はどこ?
映画に出てくる綺麗な冬のマンハッタンはどこ?
どこだぁ???
・・・ってか、ここはどこ??ってな感じのまま、あの怪しい酒屋に入ったの
おお!映画に出てきそうな酒屋さんでオヤジも中々どうして怪しい風貌だからビビッちゃう
奥の倉庫で働く若い兄ちゃんたちも悪そうに見えてくるから不思議なものだ。
良い人かもしれないのに...そんな勝手な想像をしたまま部屋にもどってねぇ
ニューヨークに来たという証拠を残すため鏡に自分を写しシャッターを押してみたりしたけど
虚しい・・・
ま、ここはニュージャージーなんだけどね
まさに一人旅ですよ。
そして俺はその寂しさと虚しさを忘れるためルームサービスを頼んだの。
単にレストランがないからだけど(笑)
シュリンプカクテルとローストビーフとアイスクリームをオーダー
さささささささ、食べましょう食べましょう
忘れてた...この国の食べ物の量が多いこと...
疲れたのでもう寝ます。
結構もったいない時間の使い方だったかも...反省
日本の皆様、おやすみなさい。また明日。
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NY一人旅 99~00 ACT.2 ~1人ウォーク ラリー編~
NYC 2000 to the Millennium Capital of the World
30/Dec./1999 Day 2
普段はさ早起きなんてしない俺が思いっきり爽やかな目覚めを迎えてしまったニューヨーク2日目の朝
小さい時の遠足の朝を思い出してしまったよ。
シャワーを浴びて軽い朝食を食べながら一日の行動を考えてみた。
しかし考えが決まらなかったのでとりあえず、マンハッタンへ向かうことにした。
いやぁ、送ってくれるのはありがたいんだけどさぁ
運転が乱暴ったらないのさ・・・揺らり、揺られて気分が悪くなる頃マンハッタンに到着(笑)
全然目的を決めていなかったのでとりあえず5th Ave.=五番街の方向へ歩きだしたの。
5th Ave.を南に向かって歩くこと数分、信号待ちをしていたら突然目の中に騎馬警官が飛び込んできたの
10頭くらいかな?2列に並んで悠然とパトロールしているんだ
The ニューヨーク!って感じですよねぇ
さささささささささささささ、お馬様に足蹴り食らう前に移動しましょうねぇ
再び歩き出して1分もしないうちにあのロック・フェラー・センターのクリスマス・ツリーが見えてきた!
スゲー!!!!デケー!!!!!!!!!!!!!!!
ん?待てよ...今日は12月30日だよねぇ...
クリスマスは5日も前だぞ???ハテハテ?なんで??
日本人のなんちゃってクリスマス・ツリーは25日で押入れに入るのに...
(´・_・)ん~?
んまぁ、結果から言えばこの謎は3時間後くらいに解決するんだけどねぇ(笑)
それにしても大きいんだなぁ!感動したっす。
夜になったらもう一度来ようと思い俺は南へと歩き出した。
しばらくの間、なんちゃってNew Yorkerを気取って歩いているとニューヨーク州立図書館が見えてきた。
ここはあの映画「ゴーストバスターズ」のオープニングに出てくる図書館なの。
入り口から叫び走るシーンを一人で再現しようかと思ったんだけどさぁ
多分同じ事やって何人かは逮捕されるだろうし、俺も同じ運命になるのがオチだと思いグッと気持ちをこらえて南に向かって歩き出した。
スカイクレーパーに憧れてニューヨークへやってきたはずなのに一人旅ゆえなのか下を見て歩いていたんだよね。
”いや、これじゃいかん!”って思ってさ顔を上げると俺の目にはエンパイア・ステートビルが飛び込んできたの。
これまた映画ネタだけど、「めぐり逢えたら」のメグ・ライアンみたいな美女に出逢うために屋上へ!
いやいや、その前にクレイジー・クライマーの如くビルをよじ登ってキング・コングの様に美女をつかまえる!なんて密かな野望を胸に抱きつつ(笑)
とりあえず、ここは正攻法のエレベーターで展望台へ行こうかなぁなんてビルの中に入ったらなんとそこには人!人!人!人!
待ち時間を尋ねると2~3時間待ちとのこと・・・こりゃいかん。簡単に諦めてしまった。
ま、これも一人旅の自由なところだねって変な言い訳を自分にしてまた俺は南へと歩き出した。
さすがに足が痛くなってきたなぁ
ここでTAXIに乗ればよかったに歩く!と決めたんだから歩く!って誰もいないのに意地を張っていたんだなぁ。
これもまた一人旅ゆえなのかな?
意地らしい つぶらな俺の瞳の中にフラット・ライアンビルが見え来た。
何度見ても不思議な形のビルだなぁ...
フラット・ライアンビルってことでチェルシーまで来たんだ...足が痛くなるのも当然だな
そんなこんなでひたすら5th Ave.を南下するとワシントン・スクエァの凱旋門が見えて来た
と、いうことは5th Ave.の終点である。歩いてしまった。
誰も誉められる訳じゃないのに...ってむしろ呆れられる孤独な一人歩きであった。
ワシントン・スクエァのスタンドでコーラを買って(※真冬のNYでギンギンに冷えてます)タバコに火をつけて一服。
兄ちゃんと犬の大道芸を見ながら次なる目的を模索していた。
ま~何処に行くにしても次は必ずTAXIで移動するぞ!と心に誓いワールド・トレード・センターへ向かうのでした。
!!!
そこは凄いビル風が吹いていた。Tower1とTower2の間は吹き飛ばされんばかりの勢い
うぁ~こりゃいかん!吹き飛ばされそうになりながらビルの中に入った。
腰が抜けた...エンパイア以上の人でごったがえしていた。
軽くビルの中を2周くらい並んでいる...こりゃいかん・・・
どうしようかな??
地下の「さぼてん」でトンカツ食うかな...どうしようかな...少し悩んだ。
でもね外は狂おしい程お天気のNYC
ここは以前に上っているから行った事の無いところへ行こうかな…俺はその場を静かに立ち去った...つもりだったが実際は風に吹き飛ばされたのでした。
行った事の無い所!と思ったもののワールド・トレード・センターすぐ横にあるセンチュリー21というディスカウント・ショップへ入った。
ここは何でも安い!本当にビックリするよ。
少々物色はしたものの人が混みすぎ!
前に来たときは空いてたのになぁ...結局何も買わずに店を出た。
ステタン島かブルックリンに行こうかと思ったけれどミッドタウンに戻ることにした。
TAXIも考えたがあまりお金を使いたくなかったので地下鉄で移動することにした。
地下鉄は経験済なので何の問題もなかった。
しかし、目的の駅だった49丁目がテロ警戒のため駅は封鎖されており57丁目まで行くことになってしまったの。
まぁ、仕方がないなぁと...それに57丁目付近ならテーマカフェがたくさんあることを思い出し、とりあえずグッツを買おう!と決めて歩き出した。
ハードロック・カフェ、プラネット・ハリウッド、ハーレーダビットソン・カフェと有名所を押さえて”待っていました”と言わんばかりの買い物ツアーがスタートした。もちろん自分用にね
夕闇が迫ってるくると街中のイルミネーションが色づいた街を更に色づかせるの...こんなに綺麗なNYを俺は初めて見た。
言葉に表せない程凄く綺麗で感動するよ。
そうだ!ロック・フェラー・センターのツリー!思い出した俺は早足で見に急いだ。
ねぇ...ずっと見ていても飽きることがないって事あるんだねぇ
それとRADIO CITYのイルミネーションも綺麗だったなぁ
このまま時間が止まると良いのにって本気で思っているんだ。
本当にここへ来て良かったと感じる瞬間。
今ねこの景色を見ながらこれを書いているんだ。
もう少しだけこの感じを独り占めしたいから、あとはホテルに帰ってから書こう。
かくして、感動に浸っていた俺だったが、冷静に自分を見つめると両手いっぱいに紙袋をぶら下げた完璧なる”おのぼりさん”状態...足痛い...本当に痛い...
あっ、ちなみに帰りも思いっきり運転が乱暴なオッチャンだった。
クラクション鳴らしすぎだって!
はぁ~疲れたな、よく考えると観光スポットらしい所に殆ど行ってないな~
俺...入り口で挫折ばっかりだし...ま、いいか、それで新しいNYを体験できたしねぇ
それでは、オヤスミナサイ。日本の皆様。
本日私はなんちゃってNew Yorker
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NY一人旅 99~00 ACT.3 ~大晦日・・・編~
NYC 2000 to the Millennium Capital of the World
31/Dec./1999 Day 3
今日は12月31日。日本でいえば大晦日っす
N.Y.もカウントダウン!いよいよ2000年です!
ミレニアムをここで迎える為世界中の人々で溢れかえっているの。
マンハッタンの至る所でテロの警戒などのため交通規制が行われているから移動が中々困難でした
さて、今日の一発目はあのメトロポリタン美術館に行きました。
Taxiで正面についた時には何か言い知れぬ雰囲気の建物がそびえる訳ですよ
でね、ドアを開けると圧倒的な大きさに腰を抜かしそうになりましたよ
入館料は$10でした。
さすが世界三大美術館ですよ。
各国の言語に訳されたパンフレットがあってねぇ
各国のスタッフが待機しています。
俺は日本語のパンフをもらって
これまた大きなクロークでコートを預けていよいよ中に入ります。
さて、どこから見ようか?広さに迷いながらもとりあえず正面の大階段を昇るのでした。
19世紀のヨーロッパ絵画コーナーへ行ったの。
色の使い方などとても綺麗な作品が俺の目を奪うんだよねぇ。
解説の表示がもっと理解出来たら、作者の意図とかもっと理解出来たんだろうな。
う~ん・・・残念
作品の多さに早くも疲れを感じながら歩いていたら楽器のコーナーへと迷い込んだの。
アジアの楽器の歴史を横目に進むと見なれた日本の楽器が顔を出す。
アジアを通り抜けると南国の楽器、アフリカの楽器と続きそしてヨーロッパへと景色を変えて行く。
楽器のコーナーを抜けてアジア美術の世界へと足を踏み入れた。
そして、大きな仏像の前でちょいと休憩.....この先は殆どが撮影OK...制限付きだけどね。
そして、やはりアジア人だけにこのコーナーは理解しやすい。
し、し、しかし昨日の一人ウォークラリーで痛めた足が辛い.....
一階に下りてエジプトのコーナーへと足を踏み入れる。
これまた凄い!の一言である。発掘した遺跡をそのまま移築してある。正直ここが一番俺の好奇心をかき立てた。
2007年 映画「アイ・アム・レジェンド」では釣り堀になってたけど・・・
その後、武器の歴史、鎧と兜とピストル、彫刻、ティファニーのステンドグラスなどを見て廻ったよ。
ギフトショップも広い。何点か買って一度外へ出た。
お腹空いた.....$2のホットドック、$1.50のミネラルウオーター....チープなランチ.....なんだか中に戻る気がしない。
移動しよう....そう思い立ち上がった。
次に向かった先は『アメリカ自然史博物館』 ここでも入館料$10支払う。
そうそう、ここは入り口をくぐるととてつもなく大きい恐竜の骨格模型がお出迎えしてくれる。
2007年 映画「ナイトミュージアム」じゃここの模型は全て動くんだよね
そしてまずは世界の動物の紹介。
いやぁ...全て剥製.....どっかの動物保護団体が見たら気絶しちゃうよ。
しかし.....疲れているのかな?ついさっきの事なのにあまり記憶がない....
エスキモーの世界、ジャングルの生態、世界中の巨大生物、鉱石の世界、人間の進化....
しっかり時間をかけて見ればこの俺にも少しは学がついたかな....?
セントラルパークを散策してみた。
ストロベリーフィーリズを見つけた時は本当に感動した。
世界中の人々がジョンレノンに逢いにやって来る。
音楽を仕事とする人、そうでない人。ビートルズがリアルタイムの人、そうでない人....そこはとても不思議な空間。
みんな彼の残したメッセージを受け取りに来ている様な気がする。俺はジョンレノンに逢いたい。
そう思った。深い眠りの途中の彼に冥福を祈りその場を離れた。
ここ何日かマンハッタンの雑踏の中に埋もれていたから、こんなにも都会の中にこんなにも緑の多いセントラルパークの中を歩くという事は気分転換になる....はずだった...
大勢の友達同士でアメフトを楽しむ若者。
親子でサッカーを楽しんでる。
恋人同士が囁きあっている.....
本当に独りぼっちなんだなぁ...寂しさと寒さがいっそう心を孤独にしてしまう。
けれどもこの街に一人で来た事は後悔してない。
こんなにも自分の力を信じて一人で生きる時間が一体この先どれだけあるだろうか?
遠い異国で本当の俺の存在を自分で確かめるチャンスを存分に楽しもう。
来るべき2000年に向けて腹ごしらえをする為にマックへ向かう。
って言うか今マックにいる。マックは安心できるね。
さっき、日本で一足先に2000年を迎えた親しい人たちにエアメールを書いていた時隣に座っていたアメリカ人?の老夫婦が俺に話し掛けて来た。
俺が一人旅だと知るとしきりに理由を聞いて来た。
俺は旅の目的や今の心情を辿々しい英語で話すと彼は簡単な英語と優しい口調で『君は強くなれる』と言ってくれた。
嬉しかった。この旅が終われば少しは強くなれるかな?
さぁ、励まされたことだし、行きますか!
タイムズスクエアへ!今世紀最大で最後のビックイベント
Go! Y2K(死語)
ミレニアムカウントダウンまであと8時間!
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NY一人旅 99~00 ACT.4 ~かんべんしてくれ~編~
NYC 2000 to the Millennium Capital of the World
31/Dec./1999 Day 3
ブロード・ウエイを南へ歩きタイムズ・スクエアに近付けば近付く程人が増えていく。
俺は最初52丁目のブロックにいた。
ここでいいかなぁ?と思っていたら、どんどん横に押されてついには歩道へ押し出されてしまった。
仕方なく前へ進むと49丁目のブロックがガラ空きだった。
タイムズ・スクエアのオーロラビジョンも見えることなのでここに決めた。
とりあえず、足も痛い事だし、7時間もあるので通りの横の方に座った。
タイムズ・スクエアのオーロラビジョンが2000年を迎える国々を1時間ごとに表示する。
そして60秒前からカウントダウン。
そのカウントダウンが始まると通りの人たちが大騒ぎでコールする。
N.Y.のカウントダウンまで7時間もあるのに大合唱!10・9・8・7・6・5・4・3・2・1・0!!!すごく楽しい!!
でも、一人で寂しいなぁ・・・・なんて思ったのもつかの間、アメリカ人のグループが俺に声をかけてきた。
You「yo~お前はなぜ一人なんだい?」って言ってたと思う
me「hey 一人旅をしてみたかったのさ」多分伝わったと思う
You「woo~じゃぁ、俺たちと楽しもうぜ!」って言ったんじゃないかな...
me「oh~マジで?ありがとー寂しかったんだぜ~」って言ったけど日本語だったかも(爆)
おかげで午前0時までヒマをしなくてすみそうだ。
彼らは俺にお菓子やパン、めちゃくちゃ冷えたオレンジ・ジュース(※N.Y.はこの時-10℃位)をくれるの。
そしていろんな話をした。
日本の事、去年のN.Y.の事...なかなか言葉が伝わらなく少々苦労はしたもの楽しい時間が過ごせた。
そんな、こんなで時間はあっという間に23時!街中の人達はあと1時間と迫るミレニアムに興奮状態。
今まで座っていた俺たちもその雰囲気に押され立ち上がってその時を待った。
時刻は23:45!
タイムズ・スクエアのオーロラビジョンが2000年まであと15分と告げると会場中が盛り上がる!
俺の横は中国人。正面はロシア人。右側前方はフランス人。左側前方はブラジル人。本当に世界中が集まっていた。
スゴイ!としか言い様がない。俺自身興奮している。
そして23:55!
もう、ミレニアムまであと5分!みんな、それぞれの思いで迎えようと最後の準備を始める。俺もその瞬間をカメラに収めようと準備を整えて深呼吸・・・
すぐにその瞬間はやって来た!タイムズ・スクエアのオーロラビジョンが60の数字を表示し始める。
そしてその数字は規則正しく数を減らし始めた。カメラのファインダーを覗きフォーカスを合わせると数字はいよいよ
10秒前!!
大きな声で俺もカウントダウンを始めた。
10・9・8・7・6・5・4・3・2・1 HappyNew Year!!
その瞬間シャッターを切ったよ。
タイムズ・スクエアから花火が打ち上がり、周りのビルから大量の紙吹雪が舞い上がった。
圧巻だったなぁ。
このイベントは世界一だと感心していると突然知らない女性に抱きつかれてねぇ
(^_^)ε^ ) チュッ
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
噂にはには聞いていたが!新年Kiss♪♪
ヘヘッて思っていたら2mくらいのブラザーに抱きつかれた・・・
(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!
て、ててて、て、貞操は守りました・・・
(o_ _)ノ彡☆バンバン ギャハハハ
その後、何人にも抱きつかれ新年を祝った。
一期一会...すばらしい出会いだった。仲間にしてくれた彼らとアドレスを交換し彼らとはここで別れた。
不思議と寂しくはなかった。またいつか会えるだろうなって思えたからだ。
・・・・しかし、この後俺はとんでもない思いをすることになる。
題して...
『The かんべんしてくれ~』
彼らと別れた俺はデリで夜食とコーヒーを買い4th Ave.へ向かった。
そこは交通規制がされてなくTaxiを拾えるのだ。Taxiを止めてホテルの住所を告げると乗車拒否
止めるTaxiみんなN.Y.でもマンハッタンしか解らないって言う...ま、N.J.だから仕方がないのかな?
フリーウエイの方向も逆だし、仕方がないから9th Ave.へ向かうことにした。
が・・・
遠かったよ...ついでに言うと『夜は危ない地域ですから一人では決して行かないで下さい』って言われてた所に迷い込んでしまった。
戻ろうかどうしようか悩んだがニューヨーカーになりきってそのまま進んだ。
イヤ~ビビったよ(。>_<。) 何とか無事に9th Ave.に到達はしたものの、まだまだ安心は出来なかった。
なんとTaxiが以上に少ない!
異常なほどTaxiが走っているこの街でこんなにも見かけないのは初めての経験だ。
やっとの思いでTaxiを止めるがやはりN.J.行きは断られる。
もう!道ぐらい覚えろよ!かんべんしてよ~ 泣きたくなるが誰も頼れないしなぁ...
頑張って何度かトライしたが結果は同じ。
もう朝までどっかのクラブかバーで過ごそうかなぁと思いながらこれで最後にしようと決めたTaxiを止めたの。
ドアを開けて運転手さんを見た瞬間・・・・ゴメン・・・ビビっちまったよ。
さっき俺にハグをしたあの2mくらいのブラザーにそっくりだったんだもん
しかし勇気をもって聞いてみた。期待などしない答えはOK!良かった...
キャブのブラザーに感謝!感謝!っすよ
時刻はAm3:00少し前。2時間30分の孤独な死闘はこうして幕を降ろしたのでした。
本当に洒落にならん。
雪は降ってなかったけれど、すごく寒いしデリで買った夜食とコーヒーはめちゃくちゃ冷たくなってるし...
もう眠い...だめだ、寝ます。
以上・・・
『The かんべんしてくれ~』でした。
おやすみなさい。
みなさん。
今年もよろしく!
------キリトリ------キリトリ------キリトリ------キリトリ------
NY一人旅 99~00 ACT.5 ~摩天楼の片隅から編~
NYC 2000 to the Millennium Capital of the World
1/Jun./2000 Day 4
さて、さて日本で言えば今日は元旦。
アメリカでも今日は祝日です。
が!今日がN.Y.滞在の実質的な最終日...明日のお昼には飛行機の中...だから今日も当然のごとく早起き。
寝不足なんて気にならない。買い物!買い物!観光!観光!ってな具合で颯爽とマンハッタンへ向かうのでした。
閉鎖されたままのタイムズ・スクエア付近では普段では絶対に無理なアングルで写真を撮ったりしグランド・セントラル・ステーションを見に行ったりと街中ブラブラしていたんだ。
ブランド品も買おうかなぁ?なんて思い5th Ave.に行ってみたが軒並みお休み・・・
しかし、負けてはいられない!。その後も街中をブラブラし夕方まで買い物をしていた。
一人でこの街角に座り今回の旅を振り返ってみた。
短い旅だったけれど、すごく有意義な時間を過ごせてもらえたと感じた。
俺のわがままな一人旅を許してくれて、旅の安全を祈ってくれた全ての人達に!
・・・そしてN.Y.で出会った人達に感謝した。
でもね、旅はまだ終わってない!この後が結構大変だったんだ。
ホテルに帰ってから荷造りしたんだけど、これがね~すごく大変だったのさ荷物と格闘すること90分!やっとの思いでフタを閉められた。
汗カイタ...で、最後の食事を済まして今日は早めの就寝となりやす。
おやすみなさい。
2/Jun./2000 Day 5
さてと、チェック・アウトの時間となりまして清算を済ませてJFK空港に向かう車に乗り込むとすぐに発車した。
帰るのに・・・日本人のオカマちゃんのおっちゃんが一生懸命に観光名所を説明する。
車内でみんな笑いをこらえていたが俺は我慢できず笑ってしまった。
JFK空港でチェック・インを済ませ後は時間になったら飛行機へ搭乗するだけ。
コンダクターのオカマちゃんにさよならを言いとりあえず外に出てタバコを吸う。
当然ながら飛行機は全席禁煙...13時間は辛いんだなぁ...ってことでさようなら N.Y.
なんだかんだで、13時間のフライトは何の問題もなく成田に着陸。本当に旅が終わるんだなぁって思った。
昨日も思ったが、この旅は確かに一人旅だった。
けれど、俺の回りには大切な人がたくさんいる事をすごく感じた旅だったと思う。
この旅をこういう形で残したいと思う。
少々恥ずかしいがありのままを残そうと思う。
だけど、この旅で一番得た事は...それは自分の中に深く、深く・・・
また行こう・・・あの摩天楼の片隅へ
1999-2000 missingman