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真夜中に...想い出ばなしと…だらりんちょ

#412 『変換』

『変換』

 

 

 

 キミがいない... 

 仕方がないよね...週末だもんね 

 

 どんどんキミに近づけたと思っていても 

 遠く離れている事...それはリアルな現実 

 

 淋しさが僕の体中から染み出すよ... 

 そしてその思いがいつしか毒へと変換されてキミの体の中へと染み渡ってしまう 

 

 結局、僕の存在がキミを苦しませているのかな? 

 キミを想う気持ちがキミに届くまでに変換されてしまう... 

 

 僕のため息がキミの心の窓を曇らせてしまう 

 キミへの言葉や大切な気持ち達よ...どうぞこのままでキミの元へ届いてくれないか 

 

 ずっと前に全てを失った僕はダラダラと生きていた 

 

 大切な想いを忘れた振りして... 

 淋しさを知らない振りして生きてきた 

 

 いつも孤独でどうしようもなかったのにね 

 自分自身の彼方を見るとそこには心の不安ばかりだったのにね 

 

 そして僕はキミと不思議な出逢い方をした 

 そして僕はキミに不思議な愛し方を教えてもらった 

 

 僕はキミを愛する事と共に一瞬の孤独を手に入れたんだね 

 

 僕たちの関係は不思議だね 

 それは不自然な事だと他人は言うかもしれない 

 

 それでもいいんだ 

 キミを心の底から愛している僕がここにいるんだ 

 

 そう思えているから... 

 

 でもね... 

 

 淋しさは隠し切れないよ 

 キミがもたらす光が無ければ僕は永遠に闇の中で一人きりなんだよ 

 

 あのメッセージが僕へじゃなかったんだと知った時に... 

 まるで僕は一瞬にして崖へと落ちて行く無機質な石のようだった

 

 キミを思う気持ちが揺らいでしまうくらいに... 

 

 また全てを失うの? 

 また自ら全てを捨ててしまうの? 

 

 そしてまた1人で行きいていく事を選ぶ? 

 

 もう、1人はイヤだよ... 

 

 もうキミ以外何もいらない 

 デタラメな生き方はしたくないんだ 

 

 愛し続けさせてくれないか? 

 愛し続けてくれないか? 

 

 この憂鬱な週末でさえ大切なキミを思う大切な時間へと変換してしまおう 

 

 そうすれば僕はもう迷わない 

 キミを愛し続けるんだ 

 

 何を言われても 

 何があっても 

 

 外からはどうする事も出来ない。そう、魂が繋がっている限りはね... 

 

 人は誰もが小さい 

 生命も魂もその小さなものに流れ入り、流れ出る 

 

 キミがいない... 

 

 でも...やっぱり僕はキミがいなくちゃ生きて行けない