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真夜中に...想い出ばなしと…だらりんちょ

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

#161 チケット同封します!

『チケット同封します!』 Dear タカシくん 電話あまり出来なくてごめんね。 16日に...1週間ぶりに聞いたタカシ君の声はちょっと違う感じに聞こえたよ。 1週間って短いようで長かった。 その間、何回か電話しようと思ったけど...中々時間が作れなくて... そ…

#160 県大会

『県大会』 いつも通りの大会。 いつも通りの進行。 今までやってきた事を出し切るだけ いつもと違う事 それは最後の大会になるかもってこと この前、一緒に帰った時キミは”本当は行きたいんだけど…” わかってる。大丈夫 鉛筆握りながらどこかで応援してくれ…

#159 リクエストアワー

『リクエストアワー』 さて、リクエストにお答えする時間ですねー ペンネーム・悩める受験生さん、メッセージありがとう。 ちょっと読んでみましょう こんにちは ーはい、こんにちは 今日はお願いがあります! ーなんのお願いかな? 私は大学受験を控えた高…

#158 学園祭

『学園祭』 私の学園祭に来て欲しいな。 そう言われたら 行かない訳ないじゃない よく晴れた日曜日。 大会間近の練習は午前中で終了 その足でマミが通う高校へ向かった。 俺の高校から比較的近くて駅へ向かう途中にあるバリバリの女子高。 自転車止めて、正…

#157 チケット送る!

『チケット送る』 10月が始まった。 高校最後の県大会が近付いている だから俺は練習、練習で忙しく マミはマミで受験勉強で多忙な毎日を過ごしていた。 逢う事はもちろん、電話で話をする事さえ難しくなり始めてたんだ。 自分自身の忙しさと逢えないもどか…

#156 リクエスト

『リクエスト』 ペンネーム・悩める受験生 こんにちは! 今日はお願いがあります! 私は大学受験を控えた高校3年生です。 毎日授業を受けて、放課後は補習、家に帰っても受験勉強、週末は模擬試験と毎日勉強漬けです。 ホント嫌になっちゃう…けど、夢に向か…

#155 Friends

『Friends』 みんなこの街を出て行く ナオヤは東京へ ジュンも東京 タダシも東京…かな? みんないなくなる... 俺も出て行こうかなって考えるけど...そうも行かない事情がある きっと、何年経っても俺たちは友達だから大丈夫だよな? いつでも会えるよな? い…

#154 I think about you

『I think about you』 大人っぽいなぁって思う時がある。 ガキだなって思う時がある。 綺麗だなぁって思う時がある。 可愛いなぁって思う時がある。 あ~ぁ...これだよって思う時がある。 カチンとする時がある。 話をしたくない時がある。 もっとボクに頼…

#153 千羽鶴

『千羽鶴』 この前の事なんだけど… あなたと進路先の話をしたでしょ 私ね、あなたのために何が出来るか考えたの 考えたけど…言葉にすることって難しいから… だから。え?何これ?って思うかも は?いらないよって言うかもしれない だけど、この千羽鶴を贈り…

#152 Missing You

『Missing You』 キミと話をするのは、キミと抱き合う事は違う キミが愛を囁くたびにボクはたまらなく切なくなるんだ 明日逢える もう間もなく二人が一つになれる でも朝までの時間が永遠の様に長く感じるんだ Missing You Now 気が狂いそうな程に キミに逢…

#151 好きって言って

『好きって言って』 野外ライブの次の日は別の意味で大変だった。 わりと早い時間にナオヤから電話で起こされたんだ。 何事?と思ったらジュンが肺に穴を開けて入院したとの報告 そう言えば、アイツ昨日ずっと胸が痛いって言ってたな… とりあえず明日、ナオ…

#150 付き合っているの?

『付き合っているの?』 暑く晴れた夏の土曜日 俺たち仲間はみんな大きな公園の野外音楽堂に集まっていた。 野外ライブってやってみたくない? そんな一言でスタートした企画。 朝からみんなで準備をして、お昼くらいにスタート。 俺たちの出番は最後から2番…

#149 あなたの隣

『あなたの隣』 ほんの数週間前 私、あなたに言ったでしょ 「ライブ行ってもいいかな?」って あの時あなたは小さく頷いただけだった 本当は来てほしくなかった? もう、あなたは私の顔を見るのもイヤになってる? 何しに来たんだよって言われないかな? 何…

#148 from your's fan

『from your's fan』 「好きだよ」ってなかなか言えない 今日は言うぞと思っても声にならない 言わなくてもわかる仲になるまで二人の間はあとどれくらいなのかな? 「好きだよ」って言ったならキミはどんな気持ちになるのだろう?

#147 Threw it way into the Past

『Threw it way into the Past』 キミの知らないボクの過去はここに置いて行こう キミの知らないボクの想い出は時の間に置いて行こう キミの過去もここに置いていかないか? 二人の隙間は時間と愛が埋めてくれるさ きっとそれが一番だから

#146 浴衣。

『浴衣』 二度目のデート以降、ボクらは何度か会っていた。 とはいえ、俺は夏に向けて部活とバンドが忙しすぎてたし、マミも大学受験に向けて本格的に準備を始めていた。 だからデートらしいデートではなく、ただお互いの近況を報告するような感じだったんだ…