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真夜中に...想い出ばなしと…だらりんちょ

#332 同じ思い

『同じ思い -香-』

 

 

彼には捨てたいものがある。

 

 

その話しは少し聞いていたんだけど

核心をついて聞いたわけじゃない。

 

内容こそ若干違うけれど

私も同じ思いをしたことがあるから少しだけ彼のキモチがわかる。

 

捨てれるものなら捨てたかったあの頃。

今とはまったく違う世界で生まれたなら

あんなにつらい思いはしなかったのかな。

 

誰からも見放されて

誰からも必要とされていなくて

 

本当に孤独な時期があって

当時 目にうつるものはすべてモノクロだったし

 

何の音も耳には入ってこない。

何も思い出せない数年がある。

 

そこから

私はひとりでも楽しいんだってことを覚えて

 

前に誰かがいてもついていかず

横にいる人が一緒に並んで歩こうと言っても

 

私は私っていうヒネクレモノな人生になった。

 

だから自分でだした結論に間違っていれば自分なりに軌道修正し

最後にこれでよかったんだと思いたい。

 

偉そうに言ってる私もつぎはぎだらけ。

 

でも今まであったことが自分を成長させてるはず。