2022-01-01から1年間の記事一覧
『チケット同封します!』 Dear タカシくん 電話あまり出来なくてごめんね。 16日に...1週間ぶりに聞いたタカシ君の声はちょっと違う感じに聞こえたよ。 1週間って短いようで長かった。 その間、何回か電話しようと思ったけど...中々時間が作れなくて... そ…
『県大会』 いつも通りの大会。 いつも通りの進行。 今までやってきた事を出し切るだけ いつもと違う事 それは最後の大会になるかもってこと この前、一緒に帰った時キミは”本当は行きたいんだけど…” わかってる。大丈夫 鉛筆握りながらどこかで応援してくれ…
『リクエストアワー』 さて、リクエストにお答えする時間ですねー ペンネーム・悩める受験生さん、メッセージありがとう。 ちょっと読んでみましょう こんにちは ーはい、こんにちは 今日はお願いがあります! ーなんのお願いかな? 私は大学受験を控えた高…
『学園祭』 私の学園祭に来て欲しいな。 そう言われたら 行かない訳ないじゃない よく晴れた日曜日。 大会間近の練習は午前中で終了 その足でマミが通う高校へ向かった。 俺の高校から比較的近くて駅へ向かう途中にあるバリバリの女子高。 自転車止めて、正…
『チケット送る』 10月が始まった。 高校最後の県大会が近付いている だから俺は練習、練習で忙しく マミはマミで受験勉強で多忙な毎日を過ごしていた。 逢う事はもちろん、電話で話をする事さえ難しくなり始めてたんだ。 自分自身の忙しさと逢えないもどか…
『リクエスト』 ペンネーム・悩める受験生 こんにちは! 今日はお願いがあります! 私は大学受験を控えた高校3年生です。 毎日授業を受けて、放課後は補習、家に帰っても受験勉強、週末は模擬試験と毎日勉強漬けです。 ホント嫌になっちゃう…けど、夢に向か…
『Friends』 みんなこの街を出て行く ナオヤは東京へ ジュンも東京 タダシも東京…かな? みんないなくなる... 俺も出て行こうかなって考えるけど...そうも行かない事情がある きっと、何年経っても俺たちは友達だから大丈夫だよな? いつでも会えるよな? い…
『I think about you』 大人っぽいなぁって思う時がある。 ガキだなって思う時がある。 綺麗だなぁって思う時がある。 可愛いなぁって思う時がある。 あ~ぁ...これだよって思う時がある。 カチンとする時がある。 話をしたくない時がある。 もっとボクに頼…
『千羽鶴』 この前の事なんだけど… あなたと進路先の話をしたでしょ 私ね、あなたのために何が出来るか考えたの 考えたけど…言葉にすることって難しいから… だから。え?何これ?って思うかも は?いらないよって言うかもしれない だけど、この千羽鶴を贈り…
『Missing You』 キミと話をするのは、キミと抱き合う事は違う キミが愛を囁くたびにボクはたまらなく切なくなるんだ 明日逢える もう間もなく二人が一つになれる でも朝までの時間が永遠の様に長く感じるんだ Missing You Now 気が狂いそうな程に キミに逢…
『好きって言って』 野外ライブの次の日は別の意味で大変だった。 わりと早い時間にナオヤから電話で起こされたんだ。 何事?と思ったらジュンが肺に穴を開けて入院したとの報告 そう言えば、アイツ昨日ずっと胸が痛いって言ってたな… とりあえず明日、ナオ…
『付き合っているの?』 暑く晴れた夏の土曜日 俺たち仲間はみんな大きな公園の野外音楽堂に集まっていた。 野外ライブってやってみたくない? そんな一言でスタートした企画。 朝からみんなで準備をして、お昼くらいにスタート。 俺たちの出番は最後から2番…
『あなたの隣』 ほんの数週間前 私、あなたに言ったでしょ 「ライブ行ってもいいかな?」って あの時あなたは小さく頷いただけだった 本当は来てほしくなかった? もう、あなたは私の顔を見るのもイヤになってる? 何しに来たんだよって言われないかな? 何…
『from your's fan』 「好きだよ」ってなかなか言えない 今日は言うぞと思っても声にならない 言わなくてもわかる仲になるまで二人の間はあとどれくらいなのかな? 「好きだよ」って言ったならキミはどんな気持ちになるのだろう?
『Threw it way into the Past』 キミの知らないボクの過去はここに置いて行こう キミの知らないボクの想い出は時の間に置いて行こう キミの過去もここに置いていかないか? 二人の隙間は時間と愛が埋めてくれるさ きっとそれが一番だから
『浴衣』 二度目のデート以降、ボクらは何度か会っていた。 とはいえ、俺は夏に向けて部活とバンドが忙しすぎてたし、マミも大学受験に向けて本格的に準備を始めていた。 だからデートらしいデートではなく、ただお互いの近況を報告するような感じだったんだ…
『8月8日』 今日は特別な日 自分の過去を振り返った時に思い出が多い日付 いい事も 悪い事も 悲しい事も 何故かこの日の思い出は忘れる事の無い事ばかり 今年も忘れられない日になりそうだ。 今、書ける事はここまで。 いつか書ければいいんだけど・・・ 今…
『帰りのバス』 私の先輩とその彼 あなたの後輩とその彼女 2人の巡り合わせはまた私たちを繋ぐのね 違う学校だけど 私たちは同じ音楽部 技術的なアドバイスをして欲しいってお願いされたんでしょ だから来てくれたんだでしょ ありがとう たわいもない一日が…
『4日前』 それは夏休みに入る直前の事だった。 後輩の祐介が話し掛けてきた。 ー先輩!あの、俺の彼女がM高校で吹奏楽やってるんですけど… ーは?M高校の吹奏楽部?マジ? 驚いた! M高校の吹奏楽部にはタカがいる ーで、彼女、部長なんですけど、演奏を教…
『二度目のデート』 あ!忘れてた… ふと、制服のズボンに手を入れた時に感じた感触で思い出しんだ! それは数日前、オザキから渡されたメモだった。 シャープで綺麗な文字 ”良かったら電話下さい!マミ。”って短い文と自宅の電話番号が書かれていた。 その日…
『shiho』 俺が格好いいって言ったら、すごく照れていたけど...本心なんだぜ 学校を辞めて、自分でやりたい事があって、自分の目標があって それってスゴい事だと思うぜ 毎日、平凡に過してるよってキミは言うけど 毎日、キミは必死で生きているじゃないか …
『なにや!それ!』 Naoya:何隠してんだよ!おい! Takashi:別に隠してないけど?なんでそんな事聞く? Naoya:その顔に書いてあっからよ Takashi:そんなに知りたいならnaokoに聞けよ Naoya:なんなの... Takashi:お前の名前はhappy naoyaだな Naoya:お…
『自分へ』 お前は本当の自分を見つけるために ここに大切な人を捨てていけ ここに大切な物を捨てていけ 本当の自分が見つかるまでは振り向くな 誰にも頼るな 歩くな! 走れ! 走って、走って... 息が切れても走り抜けろ! 自分で信じ選んだ道だ その先には…
『落書き』 勉強しないとなぁ... でも、やだなぁ... この世界に試験なんてなくてさ ハンコ押したら「あなたは合格です」ってなればいいのに 落書きみたいにあっちこっちに押してやるぜ 上手くやれたらきっと将来大金持ちだぜ でもね... そう行かないのが世の…
『パンチアウト』 高校三年生の生活が始まって1ヶ月ほど経った頃。 その日俺は朝早く電話で起された。 ーもしもし?オザキだけど! ー日曜の朝に珍しいね。何? 当然ながら、寝ている所を起されて俺は機嫌が悪かった。 そんな事は全く気にしない様子で話を…
『ありがとう。さようなら。』 ありがとう。 さようなら。 どっちもよく使うコトバだな... ありがとう。 さようなら。 コトバの真意はドコにあるのかな... ありがとう。 さようなら。 とても簡易的で無愛想で寂しいコトバにも聞こえてくるから不思議だね... …
『愛の行方』 俯いて歩く癖 近頃思えたもの あの人の横で微笑む彼女の癖 私とは違う優しい人 恨んでみても自分が惨めになるし あの子と変われる訳でもない 私の心の中 亡くした物の数を数えて 愛の行方を占う 恋に溺れた指輪 自分でも拾えない 時の流れに身…
『PLUNDER』 絡み合う欲望にまぎれてアイツはメトロポリスへと堕ちて行く ビーナスはすがりつくものなく cry cry want some love? get your love! ヤツが奪って行ったんだ! 金色の夕暮れが摩天楼とヤツを照らし出す メトロポリスの華やかさとは裏腹にバラン…
『さようなら』 さようなら...さようなら ボクはキミに恨まれたまま ボクはキミに誤解されたまま さようなら...さようなら こうなる事が二人の運命ならば さようなら...さようなら なんて簡単で失礼で悲しい言葉 けれどボクはこの言葉の意味を曖昧にしたまま…
『Anniversary』 今日 キミに逢った 今日 キミにまだ好きだと伝えた キミはただ黙っているだけ 何か話をして欲しかったな いっそ、さよならとか嫌いとか言われた方が楽だったろうに… 結局、キミはボクに背中を向けた そうじゃないのに…そうじゃないのに… キ…